MENU

お役立ちコラム

精密治療とは?

歯科における精密治療とは、診断から治療、そして被せ物を装着する際などに、特別な機器や材料を用いることにより、従来の治療よりも精度が高く、処置後の歯を長く良い状態に保てるような治療を言います。

精密治療ではどんな機器を使用するのかや、それによりどんな効果があるのか、また、どのような治療で用いられることが多いのかなどについてご説明していきます。

精密治療で使われる主な機器

・マイクロスコープ
・CT検査

精密治療を行うにあたって必須の機器は、マイクロスコープとCT検査です。

マイクロスコープ

マイクロスコープとは、歯科に特化した顕微鏡のことで、肉眼での視野を20倍ほどまで拡大して見ることで、肉眼では見えなかった歯の細かい病変などを観察することができます。

拡大率の大きいものだと、80倍程度まで拡大することもできます。

特に根管治療といい、歯の神経の治療を行う際には、細くて狭く、さらに暗くて盲目的になりがちな根管のなかの状態をしっかりと確認しながら、精度の高い処置を行うことができるようになります。

マイクロスコープを用いることで、これまで見えていなかった根管を見つけるのに役立ったり、小さな歯の破折に気づいたり、汚れの取り残しが見えたりするようになります。

病変の発見だけでなく、被せ物を作る際に歯を削っていく際なども、細かなところまで見ながら調整していくことができます。

さらにマイクロスコープでは、見ている視野を写真に撮ったり、動画として記録に残したりすることができます。歯科の治療は、患者さんにとっては寝ているままで何をされているのか分からなかったり、治療中の状態を見たり、歯科医師や歯科衛生士から見えている状況を共有したりすることは困難なことが多いです。

しかし、マイクロスコープを用いて治療中の状況を記録に残すことで、どんな治療をされているのかや、自分の歯の状態がどのようになっているのかについて一緒に確認することができるようになります。治療の内容が今までよりも分かることで、患者さんの治療に対するモチベーションも上がることがあります。

CT検査

CTはレントゲンの一種であり、連続した断層撮影を行うことで、対象物を三次元的に構築して立体として確認することができる検査です。
歯科用のCTは医科用のCTとは異なり、歯の病変を見つけるのに特化したCTです。撮影時間も短く、放射線による被曝も少なく、特別な固定なども不要で立ったままで撮影するものが多いです。

通常のレントゲンは、二次元的な画像のため、撮影が簡便な一方で、像が一方向に重なることにより、正確な位置関係を把握することが難しいという難点があります。

CTによって三次元的に撮影を行うことによって、むし歯の範囲や根管の形態や歯の根っこの先の状態を精密に検査することができ、マイクロスコープで目視することが困難な箇所や、通常のレントゲン(パノラマやデンタルなど)では確認することのできない病巣や見落としがちな根管などを確認することができるようになります。

撮影したCT上で歯の根っこの長さを測定したり、病変の三次元的な大きさを確認したり、それぞれの構造の位置関係を測定することもできることから、マイクロスコープと合わせて治療に用いることで、より精度の高い治療が可能となります。正確な診断を行った上で、治療に移れるため、精密治療を行うにあたって必須の検査です。

 

以上が、精密根管治療で主に使われる機器と、それぞれの特徴についての説明です。
精密な機器を用いた診断により、事前に治療すべき病変を確認して、確実な治療を行うことで、歯を健康に保てる確率をあげることができるようになります。
精密根管治療について興味のある方は、ぜひスタッフまでお声掛けください。

はら歯科クリニック

当院では、小さなお子さまからご家族連れ、ご高齢の方までが安心して通院して頂けるように、キッズルームやお子さま専用の治療室、バリアフリーを整え、様々な年齢層の患者さんが通いやすい医院づくりを徹底しております。
「歯医者さんは怖い」というイメージを払拭できるよう、雰囲気やBGMにもこだわり、ゆったりと過ごしていただける医院づくりに努めています。
歯のメンテナンスや治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

住所:〒834-0104 福岡県八女郡広川町大字吉常357-1
TEL:0943-24-8363

 

前へ 一覧ページに戻る 次へ
0943248363 24時間WEB予約 アクセス
0943248363 24時間WEB予約 page top
採用サイトはこちら