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お役立ちコラム

歯周病になりやすい条件

 

今や国民病とも言われる歯周病。
そんな歯周病になりやすい条件があることを、皆さんはご存知ですか?

歯周病になりやすい条件を知っていれば、あらかじめそれを避けて、歯周病になりにくくすることができます。
歯周病になりやすい条件には、自分の努力で変えられることと変えられないこととがあります。

それぞれを知った上で、変えられることに関しては、できるだけ変えていくことで、歯周病になりにくいお口の中を作っていきましょう!

 

歯周病は多因子疾患

「多因子疾患(たいんししっかん)」という言葉をご存知ですか?
多因子疾患とは、病気になるのに多くの要因が関わっている病気のことをいいます。
例えば、2人に1人がなると言われる「がん」も多因子疾患であり、病気の原因に遺伝的要素や、生活習慣など、多くのことが複雑に絡み合っています。

歯周病もまた、多因子疾患です。
そのため、「これだけが原因で歯周病になる」というよりは、「いくつかの要因が重なることで歯周病になる」と思ってもらえるといいと思います。

 

歯周病に関連する環境因子

私たちが置かれる環境によって歯周病になる確率が上がる場合、その要因となるものを「環境要因」と呼びます。

歯周病に関連する環境因子には、以下のようなものがあります。

・喫煙習慣がある
・口の中の清掃状態が不良である
・歯周ポケットの深さが深い
・プラークの付着量が多い
・ストレスが強い
・食生活に問題がある(間食が多い、糖分の多いものを摂取するなど)
・歯科医院への通院状況が少ない

環境因子は、多くの場合で「変えることができる」要因です。
例えば、タバコを吸っている人では、歯周病になる確率や歯周病が重症化する確率が上がることが科学的に示されています。もしも今、タバコを吸っている人がいたら、禁煙することで歯周病が悪化することを防ぐことができます。

このように、環境因子の多くは「努力することで変えられる」ことが多いです。
そのため、歯周病になりやすい環境因子のうち、当てはまるものが多い人がいたら、まずは一つでもいいので、その習慣を変え、歯周病になりにくい状況を作っていくことが大切です。

 

歯周病に関連する宿主因子

私たちが生まれ持った要因を「宿主因子(しゅくしゅいんし)」といいます。
これは、素因や素質などともいい、努力しても変えられるものではないことが多いです。

「がん家系」という言葉がありますが、歯周病になりやすい体質の方もいらっしゃいます。

こちらに関しては、項目を列挙するまでにとどめますが、下記に挙げるような因子があることを知り、変えられないことよりも変えられること(先程挙げた、環境因子)に目を向けていきましょう。

・年齢
・人種
・歯の本数
・糖尿病
・白血球の機能
・遺伝

「糖尿病」という項目がありますが、糖尿病にかかっている方は、歯周病が悪化することが多く、また歯周病を放っておくことで糖尿病が増悪することがあります。

このように、歯周病は、単にお口の中だけの病気ではなく、私たちの身体全体にも影響を及ぼす疾患です。反対に、食生活やストレスなど、私たちの日常生活が歯周病になりやすい状況を作ってしまうこともあります。

歯科医院で歯周病になっていないかのチェックをしてもらったり、プロフェッショナルな治療や口腔ケアを受けたりすることで、歯周病の予防や治療を行うことは、歯だけでなく、全身の健康を守ることにも繋がっていきます。

「むし歯がないから大丈夫」「たまに歯茎から血が出るけど、放っていたら治るし...」と歯科医院に行く足が遠のいていた方がいたら、ぜひこれを機に歯科医院を受診し、お口も全身も守っていけるようにしていきましょう!

 

はら歯科クリニック

当院では、小さなお子さまからご家族連れ、ご高齢の方までが安心して通院して頂けるように、キッズルームやお子さま専用の治療室、バリアフリーを整え、様々な年齢層の患者さんが通いやすい医院づくりを徹底しております。
「歯医者さんは怖い」というイメージを払拭できるよう、雰囲気やBGMにもこだわり、ゆったりと過ごしていただける医院づくりに努めています。
歯のメンテナンスや治療をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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