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上唇小帯の異常と治療

上唇小帯(じょうしんしょうたい)という言葉をご存知ですか?
上唇小帯は、上唇の真ん中にある唇と歯茎とを繋いでいるひだのような構造物です。
やわらかい粘膜からできていますが、この上唇小帯の位置や形態に異常が生じることで、歯並びに影響が出てくることがあります。

上唇小帯の異常は、小学校低学年の頃には明らかになることが多いです。
早めに処置を行うことで、歯並びやお口の発達の改善にも繋がるため、「うちの子、もしかしてそうかも...」と思われた方は、ぜひ最後まで読んでみて歯科医院の受診や処置について検討してみてください。

 

上唇小帯とは

上唇小帯とは、上唇の真ん中にあり、上唇を引きあげた時に、唇の内側と前歯の歯茎との間に付いている、粘膜のひだのことをいいます。

生まれたての赤ちゃんでは、上唇小帯は比較的太く、厚いことが多いですが、成長にしたがって少しずつ細く薄くなっていき、付着している位置も歯茎側から唇側に移動していく傾向にあります。

上唇小帯の位置の移動が起こる理由は、歯を支えている骨である歯槽骨(しそうこつ)が成長することによります。

 

上唇小帯の異常

上唇小帯の異常は、主に上唇小帯短縮症と上唇小帯位置異常に分けられます。

①上唇小帯短縮症

上唇小帯短縮症では、上唇小帯が短いことで、上唇が歯に近い位置にくっついたようになっていることで、前歯の磨き残しが多くなってむし歯になりやすいなどの問題が起こります。

上唇小帯は薄い粘膜であるため、歯磨きをするときに歯ブラシが触れてしまうと、痛みが生じるのです。そのため「痛いから歯磨きをしたくない」となり、磨き残しが多くなってしまいます。

②上唇小帯位置異常

上唇小帯は、通常歯茎よりもずっと上に付着しており、唇をひっくり返して初めて見えるような場所にあります。しかし、上唇小帯の位置異常(高位付着、という言い方をすることが多いです)がある場合には、上唇小帯は歯茎に近い場所や、さらに上唇小帯から伸びたコラーゲン線維を豊富に含む結合組織が前歯の裏側まで伸びていることで、①のように前歯の磨きにくさが生じるばかりか、歯と歯の間に隙間ができ、すきっ歯のようになってしまうこともあります。

上唇小帯の位置異常があると、多くの場合で見た目にも問題点が生じてしまいます。

 

上唇小帯の異常に対する治療

上唇小帯短縮症、上唇小帯位置異常、そのどちらであっても、基本的に同様の治療を行います。処置としては、歯茎や唇の周りに麻酔をして痛みを取り除いた状態で、メスで上唇小帯の一部を切断するようにして歯茎と唇が十分に離れるようにしたり、歯の裏側まで結合組織が入り込んでいるような場合には、余分な結合組織をメスで切り取って除去します。

「メスで切る」というと大掛かりな処置のように思えますが、切った部分の傷は、1週間もすればほとんど治ってくることや、処置時間も麻酔の時間を除いて数分程度で済む場合が多いため、上唇小帯の異常が分かった場合には外科的処置を受けられることが勧められます。

特に、まだ歯が完全に生え変わっていない小児では、周りの歯が生えてくることで、前歯のすいていた箇所が自然と寄っていき、すきっ歯が改善することがあります。

大人になって処置を受ける場合では、矯正器具を付けるなどして、歯を動かさない限りは動かないことが多いです。

また、小学校入学前に処置を受けてしまうと、あごの骨の成長や歯の萌出の程度により、再治療が必要になる可能性もあります。処置を受けるタイミングとしては、個人差もありますが、小学校低学年くらいが良いと思われます。

また、処置を受けるまでの間は前歯のところは清掃不良になりやすいため、上唇小帯を傷つけることのないよう、丁寧に歯ブラシを当てていくことが大切です。

以上が、上唇小帯の異常と治療に関するお話です。

 

はら歯科クリニック

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