お役立ちコラム
自分でチェックできる!歯周病の症状
歯周病になっているお口は、どんな状態かイメージできますか?
「歯茎が腫れて赤くなっている」
「歯茎が下がってきたら歯周病?」
など、いくつか思い浮かぶことはあると思います。
今回は、自分でチェックできる歯周病の症状についてまとめました。
厳密な検査やチェックは歯科医院で受ける必要がありますが、まずは鏡を持って、歯周病になっていないかを確認してみましょう!
<見た目>
・歯茎が赤くなっている
・歯茎が腫れている
・歯茎を押すと、血や膿が出る
・歯茎が下がって歯が長くなったように見える
・歯並びがズレてきた気がする
<症状>
・歯と歯の間にものが詰まりやすくなった
・歯がグラグラと揺れている
・歯が浮いたような感覚がある
・朝起きた時に口の中がネバつく
・口臭がする、口臭を指摘された
・歯磨きの時に出血する
・うがいをした時に血が混じっていることがある
どうでしたか?
12項目のうち、いくつか当てはまったものがあったでしょうか。
どれか一つでも当てはまるものがあれば、歯周病、もしくはその一歩手前である歯肉炎になっている可能性があります。
<チェック項目と、それらが生じる原因>
歯周病は炎症性疾患であり、歯の周りの歯茎に炎症が起きることで、歯茎が腫れたり、赤くなったり、血が出やすい状態になったりします。歯周病の原因である歯周病原菌が増えることで、それを除去しようとして体の中にある白血球が戦い、その死骸が膿となって出てくることもあります。
さらに歯周病が進行することで、歯を支えている骨が溶かされ、それによって歯茎が下がって歯が長く見えるようになったり、歯が動いてグラグラしたり、歯が傾いて歯並びが変わったりすることがあります。
歯周病は歯茎に炎症を起こし、歯を支えている骨を溶かすだけでなく、歯周病原菌が特有の匂いを発することで、知らない間に周りにいる人にも嫌な思いをさせてしまうことだってあります。
お口の匂いは自分では気づきにくいばかりか、とてもデリケートな問題であるため、身近にいる人でも、指摘することはなかなか難しいことです。
「口が臭いと言われて、口の中に原因があるかもしれないと思って来ました」と、歯科医院を受診される方も少なくないです。
<チェック項目に当てはまった場合は...>
当てはまるものがあったから、イコール歯周病、というわけではありません。
歯ブラシの当て方が強すぎたら出血をすることもありますし、歯が浮いたような症状が出る場合は、歯周病ではなく、歯の根っこの病変が関連している可能性などもあります。
口臭については、朝起きた時や匂いの強い食べ物を口にした後などに生じる「生理的口臭」が関与していることもあります。
ですが、この12項目は、歯周病の方に多く現れる症状です。
特に複数の項目が当てはまった方は、ぜひ一度、歯科医院で歯と歯茎全体の検査を受けてみることをおすすめします。
もしも今、上の項目で当てはまるものがあった場合でも、落ち込むことはありません。
歯周病の治療は、早く始めれば始めた分だけ、歯や歯の周りの歯周組織を健康に保つことができるようになります。
特に進行した歯周病では、どんなにご家庭での歯ブラシを頑張ったとしても、歯茎の中に溜まった汚れを取ることができなかったり、歯ブラシでは取りきれないくらいに硬い歯石を除去したり、症状に合わせた適切な口腔ケアや治療を施すことはできません。
そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けながら、今のお口に合ったプロケアを受けたり、ご家庭でできる口腔ケアを実践したりしていくことが大切です。
はら歯科クリニック
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「歯医者さんは怖い」というイメージを払拭できるよう、雰囲気やBGMにもこだわり、ゆったりと過ごしていただける医院づくりに努めています。
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